2年生マネジメント類型選択者が多摩産材エコツアーを行いました! これは、多摩産材の出前授業の一環として、6月に連携授業を実施した秋川木材協同組合さんの濱さんが中心となって企画してくださいました。 中型バスを一日貸し切り、まずは、檜原村のフォレスティングコテージや遊学の森へ。エコツアーということで、車中も自然や町の特徴などのお話を聞くことができ、いつもの風景だったものが、ストーリーを知ると何だか違った風景に感じました。 田中林業店さんが運営する、フォレスティングコテージにつくと、多摩産材エコツアーのプレゼンテーションを、濱さんから聞きました。「エコツアーは、気づきがテーマ」という話を聞いた後で、実際に遊学の森へ散策に向かいました。 生徒は急勾配に苦戦しながらも、高濱さんからは、「この急で大変な、東京の山の特徴をわかってほしい」との思いを聞きました。そして、「東京の林業の方々は、こんな危険な環境で働いている。そして切った木は一本いくらになると思う?」との問いかけがありました。濱さんから価格を聞くと、生徒はそのあまりの低価格に驚きの表情でした。「じゃあ、安いから山を放置していいかというと、荒れ放題になる。そしてますます、歩きづらい山になる。そんな現状をまずは知ってほしい。そう思って、エコツアーをやっている」と。今年は、マネジメント類型として多摩産材のワークショップを企画し、文化祭などで模擬販売を行うなど小さな取り組みを行いましたが、無力ではなかったと感じる瞬間でした。 お昼休憩を挟んだ後、東京で唯一の木材の原木市場がある、日の出町の多摩木材センター協同組合へ向かいました。初めて目の当たりする、木材の山に圧倒されました。 次に、その木材を仕入れて製材する中嶋材木店に向かいました。貯木場で勤める社員の方から、製材に関する説明を一通り聞き、実際に木の皮を剥く様子や、木を乾燥させている様子を見せていただきました。次に工場に移動して、実際に木を切る現場を見学させていただきました。予想以上に木を切る音量が大きく、大変な環境で仕事をされていることを学びました。 最後に武蔵五日市駅に行き、駅舎の中にどんな多摩産材が使われており、どんなストーリーがあるかの説明を受け、解散となりました。 今回、五日市を中心とした多摩産材のエコツアーを体験して、木の生産から仕入れ、加工して販売する流れを学習するとともに、林業の重要さを肌で感じました。今回で感じたことを、しっかり社会に還元できるように学習に生かしていきます。 |
| 出発の様子 |
| フォレスティングコテージ 田中林業店 |
| プレゼンテーションを受けている様子 |
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| 檜原村に流れる秋川 |
| 遊学の森 |
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| 檜原村のトイレ |
| 日の出町の多摩木材センター協同組合 |
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| 中嶋材木店 貯木場 |
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| 中嶋材木店 工場 |
| JR武蔵五日市駅 |
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