寒風沢(さぶさわ・被災地)ボランティア報告
 天童高校では、東日本大震災の年から毎年夏休みに、塩釜市浦戸諸島の寒風沢島にボランティアに伺っています。近頃は復興というよりも、島の高齢者のご自宅や漁業センターの清掃や除草活動等で交流を深めてきましたが、今年は新型コロナ感染症の影響で直接訪問することができなくなりました。
 そんな中、3年生の有志を中心にアイディアを持ち寄り、「行かなくても心を届けるボランティア」ということで、島の全世帯43件のご家庭に、手作りのカレンダー(8月始まり)と、一人ひとりが色を染めたうちわを送ることにしました。呼びかけに賛同した全年次の生徒が103名!14班に分かれて、全員が絵を描き、世界に一つだけのカレンダーが完成しました。8月7日に島に発送したところ、思いがけなく島の方々から多くのお礼のはがきが届き、ボランティア一同元気をもらうことができました。来年はぜひ現地に訪問し、今年できなかった「ボランティア10周年記念」の活動を行いたいと思います。
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