雨中、熱い熱い声援をいただき有難うございました!
 7月7日金曜日に開幕した全国高等学校野球選手権山形大会において、本校野球部が4校連合(新庄南、北村山、天童、谷地連合)として9日日曜日に鶴岡ドリームスタジアムで米沢興譲館高校と戦ってきました。
 結果は5ー11で敗戦しました。1日順延しての試合で、当日も試合開始が10分ほど遅れ、さらに開始直後に雨が降り1時間に及ぶ中断、通常よりも長い試合になりました。序盤に先制され、一時2点差に迫るも、勢いを勝利に結びつけることはできませんでした。
 本校生徒は全15名のメンバーのうち5名がメンバーとしてベンチ入りし、スターティングメンバーとして1番ショート渡邉陽佑(2年朝日中出身)、3番センター佐藤慎(3年陵東中出身)が名を連ね、途中秋場悠也(1年陵東中出身)が代打で登場しました。

 主将の3年佐藤慎 反撃ののろしを上げる走塁を相手守備に仕掛けて得点へ繋げた
 1番ショート、三回途中から好リリーフの2年渡邉陽佑 MAX133kmのストレートでねじ伏せる
 途中出場で2安打を放つ1年の秋場悠也 普段通りのプレーでチームに勢いをつけた
振り返りますと谷地高校野球部は2年前、部員1名しかいない状況に陥りました。その時の1名が主将を務めた3年佐藤です。佐藤が谷地高校野球部の歴史を一人で繋いできました。谷地高校の野球部員はその後1人から2人になり、さらに今年8人に増えました。1から8へ、そんなエネルギーを形に表したい、そんな思いも谷地高校野球部にありました。もし歴史が途絶えていたら、谷地高校野球部の今はありませんでした。試合には負けましたが、交錯するさまざまな思いも全てこれからのエネルギーに変えていきたいと思います。 『環境や条件をできない理由にしない』 『どんな環境でも、どんな条件でも明るく笑顔で元気に楽しくする』 『ムード(流れ)を作り、モード(雰囲気・空気)を生み、ムーブ(行動・感動)する』 大切にしたいことが試合の中に散りばめられていました。 人数が少なかろうが、グランドが狭かろうが、谷地高校野球部が諦める理由にはなりません。それは地域と自然と人から溢れるエネルギーが谷地高には満載だからです。 希望とロマンを抱いて新生谷地高野球部、再出発です。ここからなお一層生徒、指導者全員で進んで参ります!
 最後に、遠く地元から鶴岡まで駆けつけてくださった方々、雨にもかかわらず球場に響き渡る熱い声援を送ってくださった方々、場所は離れど画面越しにエネルギーを送ってくださった方々、有形無形の力をいただきました。勝利という形で返すことはできませんでしたが、この試合を通じて得た自信と悔しさ、さまざまな思いをこれからの糧にして進んでいきたいと思います。温かくて熱い応援、本当に有難うございました!
これからも谷地高校野球部をどうかよろしくお願いします! そして新しい歴史を刻み込んでいきます!
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