3学年の英語の授業では、日常の英語に関わる英語スキット(寸劇)と自分の思い出の写真を語るスピーチまたは、想像の世界を語るスピーチを全員の生徒が1年間かけて取り組んできました。 MALLシステムを用いて音声練習をしたり、動画撮影して自分の演技やスピーチを見返して、英語での表現力アップのために、各クラスで繰り返し練習&発表してきました。
今回の学年コンテストでは各クラスの代表者が全学年生徒の前で発表を行いました。 英語コンテストの司会は「英語演習」の授業を受講した生徒たちが協力して行いました。 Ladies and gentleman, quiet please.という掛け声でコンテストは始まりました。 英語が苦手な生徒もいたのですが、発音がとても綺麗だったり、場を盛り上げたりと、ペーパーテストだけでは測れない生徒の生き生きとした姿を見ることができました。
最初はスピーチ部門です。「自分の思い出の写真」や「もし…だったら」というテーマでどのように説明をするのかを意識して情報を整理し、ジェスチャーや表情の工夫をして発表しました。
次は、スキット(寸劇)部門です。生徒は日常に関わる英語を1年間かけて学び、学んだ表現を元に、自分たちオリジナルのストーリーを作り、全身を使って演じました。 小道具を用意したり、聴衆に語り掛けたり、声のトーンを工夫したり、実際にジェスチャーを大げさにやったりして、様々な工夫がなされていて、会場もかなり盛り上がっていました。 聞いている生徒も「感情を込めた表現が多く、内容が理解できた」と言っていました。 内容は店での会話、母と娘、聞き間違え、家での親子のいざこざ等、見ていて楽しいものばかりでした。
その後、審査員の先生方から講評を頂き、表彰式も行われました。 審査員としてお越しいただいた2名の大学の先生は、1年次からコンテストに来ていただいています。先生方から「今回ほど、審査に迷ったことはなかった。1年の時は、大丈夫かな〜と見ていて心配な部分もあったが、今回は安心してみていられたし、何よりも生徒が生き生きと英語で表現していて、楽しかった。3年間の成長を感じた」と言ってくださりました。
全学年の前で発表することは日本語でも勇気のいることです。それを英語で、自信もって表現していた生徒の姿を見て、すごいと感じました。セリフも全て覚えて、最高のパフォーマンスをしようと頑張ってくれた姿がとても良かったです。
最後に来校して頂いた先生方から、次の進路先に向かう生徒へエールを頂きました。 「失敗は挫折じゃない。何とかなる」「変えられるのは自分と未来だけだ」というメッセージを先生方の経験談を交えながらお話しいただきました。
今回見学した1〜2年生からは「英語は苦手だが、3年生のように英語で表現できる力を身に付けていきたい」といった前向きなコメントが多くありました。先輩の姿を見て、自分の課題を克服し、目標を設定して努力していくという生徒をどんどん育てていきたいと思います。
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