2学年の探究では、地域を舞台にしたSDGsの持続可能性を考慮に入れた「持続可能な観光」をテーマに高校生が「SDGs修学旅行」を企画することを行っていきます。 今回はその前段階の準備として、「持続可能な観光とは?」をテーマに横浜市立大学の有馬貴之先生を講師にお呼びして講演会を行いました。「サステイナブルツーリズム」は国連の世界環境機関が提唱したもので、観光者は観光する地域への文化や社会をリスペクトすること、観光を企画する側は『持続可能な観光ガイドライン』に則って、課題を解決できるような旅行を企画することが今後、求められていくとのことです。「課題」については、実際に大学のゼミで学んでいる学生がそれぞれの地域の課題についてコメントをしてくれたことで、生徒も発想がしやすくなったようです。 以下は、「今日の探究講演会で学んだこと」についての生徒のコメント(一部)です。 ・私は五日市の課題で、観光スポットが少ないと書きました。 そこで自然環境も大切だけどまず先に住民や観光客からの意見も必要だと言われているからどんなのがあったらそこに行きたいか聞いたりするのも大切だと思った。 ・今回は一人で考えてやったから課題とか見つけるのが難しかったけど、これを数人でアイディアを出し合ってやることでなにか違うのかなと思いました。 ・地域の課題とかを見つける事によって、それを改善して地域がより良くなる。 ・身近にあることの課題を考えると言うことは 簡単なようで難しかった ・自分たちの力で変えることができることもある。 ・周りの環境を良くしていくために、考えて誰かがやってくれるじゃなくて自分達でかんがえてやることが大切だということを理解できた。 五日市の「課題」を解決する修学旅行プランについて、しっかり考えてくれているコメントが多かったです。
対象が誰なのかを明確にして企画を立て、実際に観光地に住んでいる地域住民の生の声を聞いてみることも大切だということを学びました。難しいテーマではありますが、高校生ならではの発想で面白い企画が出てくるのを楽しみにしています。 以下が、生徒が考えた「地域を舞台にした修学旅行」の企画でやってみたいことの案(一部)です。 ・五日市街道にある有名店巡り、秋川渓谷などで東京都唯一の山の自然を体験してもらう。さらに川があるので川あがりも経験してもらう。 ・五日市は自然が豊かで良いところなので、五日市の自然(山や川など)を使った自然を守ろう企画を行いたいなと思いました ・自然を生かしたアウトドアアスレチックが良いと思った。山の中のキャンプファイヤーもいい 色々な企画をやりたいなと思いました。 ・みんなが楽しめる企画や五日市全体の魅力を見つける企画とかいいと思いました。 ・SDGsを考えてやる!ツアーを考えるときは地域のことだけじゃなくて相手のことを考えて作らなきゃいけないから、どんな行動をするかどんなのを買ってくれるか考えて作る!ターゲットを明確に考える! ・五日市は、「和」という雰囲気を含んでいる為、自然や家造り、住民の暖かさというのが、存分に味わえるのを企画して行きたい。また、人は退屈になると注目しなくなって話し始めるので、瞬きしてる暇もないような、スピーディーな動画作りにして行きたい。 ・自然がいっぱいなのが魅力なので山などの自然を存分に楽しめるようなツアーや観光をしたい。また飲食店などここに聞かないような場所にも案内したいと思った。一人でも楽しめるような企画がいい
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