先日の土曜日、JICA地球ひろばにある「緒方貞子メモリアルギャラリー」に全国から推薦された4名の生徒が訪問し、研究所の副所長を初めとする担当の方々と対談を行いました。 本校のESS国際交流部で部長を務めており、平和構築にも強い関心を持って活動している中島さんが参加しました。
初めて顔を合わせた高校生4人はすぐに意気投合して、様々な話をしていました。 副所長の宮原さんは緒方さんと何度も仕事をされたことがある方です。メモリアルギャラリーでは緒方さんの功績を説明して頂き、その後、地球ひろばの「人間の安全保障展」を見学しました。
宮原さんからは、緒方さんはとことん「現場主義」で、優しい風貌がありながらも、「何を貢献できるのか?現場行ってきたの?」といった厳しさを持たれた方だったとのお話を聞きました。様々な困難なことがありながらも、世界のトップの方々と1対1で話し合える人間力とコミュニケーション力を兼ね備え、予防的平和構築を行ったところに大きな功績があります。
施設見学の後は、研究所の副所長・課長・担当の方や国際開発ジャーナルの方々との対談が行われました。見学を通して、気になったこと等を質問しました。全国から推薦を受けた生徒ということもあり、質問が止まりませんでした。中島さんは、自分の看護師の夢とかけあわせて、世界の困っている人にどのように声をかけていくかといったこと等について質問をしていました。
副所長から、「やらないよりやろうという勇気」「幸せとは1人1人が自分で決められる選択肢があること」といった話が非常に印象に残りました。人間の安全保障とは、「一人一人が幸せに暮らせること」ということが伝えられ、最後に参加した4名が考える幸せとは?というテーマで意見を伝えて締めくくりました。
「決断するには直感が大事」 「議論するより、実践しなさい」(緒方貞子)
…緒方貞子さんの言葉を深く心に刻み、どんどん外に出て、多くの実践から学んで欲しいです。中島さんは、同世代の意欲ある3人と出会えて非常に刺激となったと話していました。看護師を目指している仲間とも偶然出会え、自分のキャリアをより明確に意識することができたようです。
ここでの対談の様子は『国際開発キャリアガイド2023-24』(丸善出版)にて紙面で特集されます。記事を楽しみにしていてください!
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