2学年では、基礎力診断テスト分析会の翌日から1週間試験前の朝学習週間を始めました。目的は、朝のSHRまでの10分の時間を有効活用して、基礎学力向上のための学習習慣を作ることです。7割以上の生徒が8:40には登校し、着席した状態でiPadを用いて、Classiのwebテストから配信される課題に取り組みました。今回は、第2回基礎学力診断テス トの英語の全体の正答率が特に低い4割程度だった「進行形」という単元に絞って、1週間取り組みました。取り組みの後は、朝学習シートに毎日の取り組みの振り返り、その日の取り組んだテスト内容、理解度、点数、理解できていなかったところを記入させました。生徒が良く分からないところを記入してくれているので、教員の方も個別で声をかけてアドバイスができました。
生徒の7割ほどが今回の取り組みの自己評価を「しっかり取り組むことができた」と回答していました。生徒は、「分からないところが分かるようになった」「毎日やることで、学習習慣ができた」「朝学習週間でなくても、朝学習に取り組まないとなー」「自分の弱点を知ることができた」「テストが終わっても毎日勉強しようと思った」「勉強しなきゃと思えるようになった」「100点取れないのが悔しいと思えた」「続けていくことで力になった」「わかっていると思っていたが、わかっていなかったことに気づいた」「毎日、勉強すれば大きな力になる。ちりつも」「実際にわかっていなかったところを先生に伝えることができて、詳しく教えてもらった」「今の勉強だけでなく、昔やったこともやることが大切」「受験に向けての意識がついてきた」といったコメントがありました。継続して学習することで、少しずつ力がついてきたことを1週間やっただけでも実感できたのは素晴らしい経験だったと思います。朝学習はあくまでも、学習習慣を作る「きっかけ」にすぎませんが、これを契機に、自分の弱点克服のために努力を積み重ねて欲しいです。積み重ねれば、必ず大きな力になり、未来が拓けてきます。
今回は英語でしたが、「数学」に取り組みたいと思っている生徒が6割ほどいることがわかりました。今後も継続してこの取り組みを続け、基礎学力向上を図り、生徒の「わかった」「できた」という喜びと達成感を増やし、未来につなげる取り組みを続けていきたいと思います。
↓ 毎日の朝学習シートです。しっかり振り返りコメントが書けています。
 ↓裏には、毎日取り組んだことの確認チェック欄があります
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